第2作『REDSTONE争奪戦争』-序章- フランテル大陸の極東地方。 農業と交易が発展した文化の中心地。 ここに「RED STONE(レッドストーン)」に関する伝説が生まれたのは500年くらい前だ。 空から落ちてきたという伝説の赤い石、 実際にその石に触れたものは無きに等しい…。 不老不死と莫大なる富を生み出すといわれるこの石を 求めて、何人もの冒険者が生きる意味の全てを失った…。 出会い、そして別れ…。 人々は様々な思いを胸に、この「RED STONE」が導く運命に翻弄されていく。 『REDSTONE』が地上に落ちてからすでに1000年の時が経った・・・。 探索は一向に進まず、火の神獣の「ひな」の孵化が刻々と迫っていた・・・。 これに業を煮やした現ブルンネンシュティグ国王は議会の了承を受けず、いたるところに兵や冒険者を派遣した。 そして、数百年前の『エリプトの悲劇』と似たような事が、再び起こってしまった。 『REDSTONE』の影響なのかは定かではないが、世界中の怪物達が凶暴化し、戦う力の無い町や村は次々と滅ぼされた。 今残っているのは「砂漠都市アリアン」「古都ブルンネンシュティグ」「神聖都市アウグスタ」の3つだけである。 怪物達に対抗するため、議会は冒険者で構成されたギルドを1つにまとめ『ブルンネンシュティグ国立自衛団』と命名した。 だが、怪物達は一向に数が減る様子がなく、いずれ誰もが死に絶えることはあきらかだった・・・ これは、その中で生き抜いた、数人の冒険者達の物語 |